いざ、勝負でござる!
テクニクスが持ち込んだ機材
SP10 Mk3のレプリカかと思ってましたが、各部が全面的に見直しされており、Mk4だと云えますw
特にターンテーブルが秀逸で素晴らしく、アームの感度も良く、パイプはマグネシウム(静電気対策)でビックリ、キャビネットもGOOD!
ブッチャケ、高杉(高価)だと思いましたが、良く見ると考えられており、レコードライブラリーが数千枚あり、音楽漬けの人生、ホンモノが欲しい方には魅力ある製品だと思いましたw
寺垣プレーヤーとの違いは、回転精度でして、寺垣は安定するまで30分掛かる上、回転止めたら1からやり直し(だから止められない)ですが・・・テクニクスは数秒でOK
フォノイコは・・・・ www.phasemation.jp
豪華&贅沢、ナンと総額300万オーバー!
機材一式、テクニクスの赤帽チャーター便で届きましたw
フォノイコからカートリッジまで用意するとの噺でしたが、イヤイヤ、、、大ごとだワナw それにしても・・・・テクニクスはガチヤル気満々!
それなりのモノは持って来るハズだと思いましたが・・・・正直、ビックリ! イヤイヤ、時間掛けてアナログ系を整備しといてヨガッタわ! 危うく一発KOw
担当者が4名来店、プレーヤーは40Kgオーバーの重量級、組立もタイヘンw(ボ~っと見てるだけでしたが)非公開にしたのは人が多杉だからw
口出すとキリが無いので、静観して組み上がるの待ちましたw
音が出始め、ベルリンフィルをLP半面通して再生・・・・ウォームUP待ち
お好きなヤツを掛けてください! 声が掛かり、勝負開始!!!
Whitney Houston - When You Believe (From The Prince Of Egypt) ft. Mariah Carey
テクニクスで試聴・・・・
悪くないけど、良くない、音質全体が立っており、ボーカルがキツイ、攻撃的でアタックしてくる・・・CD再生みたいな漢字、、、期待感は一掃され「アレレ・こんなモン???」
電源関係は、特に注意を払ってセッティングしたつもり・・・・PCオーディオ系のAC100Vですから、コレ以上はありません、それにしては・・・・ガッカリ
寺垣プレーヤーで試聴
中低域の厚み、ボーカルの質感、音楽全体の滑らかさなど、段違い! テクニクスの担当者も「全く違いますね!」驚いた様子w
ア~もス~もアラヘン、瞬殺レベルで違うので、テクニクスは一発KOでダウン! 試合終了!
負けたくないと頑張って準備した甲斐があった・・・・しかしだ、マジ一発KOかよ、、、余の差に他を掛ける「気」が失せた、テクニクスさん、如何するよ、予想外の展開に唖然w
幾らナンでも拙くネ・・・・・始まって30分経ってネェ~よ 如何スンの?
レフリーストップ!!! 第2ラウンドはあるの?
しかし・・・・奇跡のテクニクス物語はココから始まる!
実はゲストを呼んでまして・・・
シェルリード専門工房 KS-Remasta 柄沢氏
ks-shell-lead.biz
シェルリード線とは、ヘッドシェルに付いている短い配線、カートリッジ出力と接続する線、長さはタッタの30mm程度・・・・
シェルリード線を交換すると、音質が変る噺は有名・・・・とは言え、私には経験値が一切ありませんw
あまり関心が無かったのと、寺垣プレーヤーはストレート・アーム故、ヘッドシェル自体が無く、交換しようが無い、ブッチャケ、、、俺には関係無いと思ってましたw
正直、、例え音質が変ったとして、大騒ぎするモンじゃないべ、とは言え、会うたび(ミューズの方舟)に大口叩くので、いい機会だから、テクニクスでデモしてよw お願いしました
タブン、テクニクスの担当者もシェルリード線には詳しくないデショw 思う存分デモしてチョ!
合点!承知の助! お任せください! ホントかよ!
テクニクスが一発KOでダウン! ココで柄沢氏へバトンタッチ! 果たして、ダウンしたテクニクスが起き上れるかな? 私は高見の見物「さて、どんなモンかね」左団扇w
ちなみに、テクニクスに付いているカートリッジは、フェーズメイションの最高級品(50万円級)ですわ、相手に不足は無いw
今回テクニクスは、自社以外の部分をフェーズメイションのハイエンドで揃えて持ち込んで北、ヘッドシェル及びリードも相当高価なヤツが付いているw
一般的に云えば、この期に及んで、シェルリード線ごときで、勝負が大きく左右されるとは到底思えない・・・・・デショw
意地悪をしたいワケではありませんが、バイアス0で敗者確定の最悪条件下で、シェルリード線による試聴が始まったと思ってくださいw
ブログを書いてます、ストーリーは前もって考えますが、結果の予想は無理!、ましてや、テクニクスが開始30秒で一発KOダウンするとは考えもしませんでしたw
おもむろに、柄沢氏が取り出したのは、
1981年発売のテクニクス・ハイエンドMCカートリッジ(当時モン)に20万円のシェルリード線付けたヤツ!
ちなみに当時、長岡先生はこのカートリッジを絶賛していた想で、「他のモデルと比べ、限りなく細かい表現が可能」だと書いてあるんだって!
「テクニクスさんに喜んで貰うために用意しました」 だって! コイツ、、、マジかよ
あのな、38年前のカートリッジで最新モデルに勝てるの? テクニクスの担当者も目を丸くして「イヤイヤ、今でも持っているとは・・・」と同時に、コレを聴くの???
場の空気が一変! まるで余興でも始まるの? 勝負・期待とかじゃなく、 どんな音が出るの???
試聴開始した途端!
バカ野郎! 激変に一同唖然!!!
マジかよ、テクニクスの担当者は腰が抜けるホド驚いた様子、其れ処か、形勢逆転! 寺垣プレーヤーよりEEかも・・・・ ナンなのコレ!
「バァ~~ン!」は馴れてますが、遥に超えた大爆発、考えられん、、、シェルリード線を舐めてたわ
その場で怒るオーディオ音質変化レベルでは、我がオーディオ人生で最大かも・・・・
例えると、1から100まで全てが良く鳴る、部分的ではなく、全体が大変化・次元が変る、1が100に変る、そんな漢字、余興どころか大革命ですわ、イヤイヤ、驚いたの南野!
柄沢氏曰く・・・・
シェルリード線が凄いのではなく、カートリッジの能力が発揮されただけ、言い換えると、シェルリード線がブレーキに鳴っており、カートリッジのパフォーマンスが抑えられているダケ
カートリッジ(コイル&マグネット)の発電能力は、スズメの涙レベルですが、その奥深さ、人が未だ知らない電気の不思議領域が垣間見える
単純に抵抗が低ければOKとか、カンタンな噺では無さそう・・・・だって、音のEE線は髪の毛級に細いし、70年位前の電線だったり、磨き方の違いだったり、ワケワカメw
この後、シェルリード線試聴会一色に鳴ったのは言うまでもない・・・・ 上の写真の意味w
柄沢氏が用意したハイエンド・モデルが次々に掛けられ、皆子供のように大ハシャギ! こんなの誰もしらネェ~よ ホントの試聴会だw
結果的に、古いテクニクスが、新しいテクニクスを救った、皮肉な噺ですが、テクニクス純正組合せの勝利!
しかし、シェルリード線半端ないって!
柄沢氏の好意により、古いテクニクスのカートリッジは、アナログ・オーディオフェアまで、テクニクスへ里帰りするんだとかw
ブッチャケ、このプレーヤーのデモで使えば、日本全国、向かう処敵無しだわw
今回の経験を元に、今年はアナログ・プレーヤーの試聴会を考えていますw
PCオーディオと比べるも良し、シェルリード線の比較も良し、テクニクス同士(ハイエンド VS ローエンド弄り)の徹底比較もオモシロイ、寺垣プレーヤーも課題が(次は負けんぞ)
フォノイコ比べも・・・・オーディオはオモシロイ、、、アナログ・オーディオ再発見! 去年同様、今年も大きく変わりまっせ!
アリキタリな噺ですが、、、オーディオは高価なモノを集めて接続すればOKではないと改めて実感しましたw
白須的には、AC100Vさえ綺麗なら大体OKだと思ってましたが、テクニクスには最上の電源供給しましたが、最初は一発KO負け
しかし、思いも依らないシェルリード線により、KOから立ち上がり、最期は判定レベルですが、寺垣プレーヤーを負かした・・・・
テクニクスの担当者にして見れば、相当複雑な思いデショw 白須的には、銀線磨いておいて良かったと安堵、普通のピンケーブルじゃ勝てないわ
ケーブルの不思議・・・・
各種ケーブルによる音質・画質の変化は、アタリマエな世界ではありますが、、、シェルリード線による変化は従来の認識の10倍以上、特に大きい・・・・
白須の認識としては「普通に変るデショw」そんなレベルでしたから、驚いたの南野! 其れを発見・整理して製品化している柄沢氏には驚かされた・・・・
電線磨きのアイデアは彼から教えて頂きましたが、ココまで違うとは・・・・言い換えると、他のケーブルにも同様に隠された真実があるかもしれません
何十万円もするシェルリード線を作る彼ですが、パッと見、ボッタクリ風ですが、その過程を聴くと、手間・ノウハウ・腕の集大成であり、やり方聴いても実践は無理・・・
30mmのケーブルを何日も掛けて作る様は、精密時計製作と同様であり、もっと凄いのは、其れが音として出るコトで、奥が深杉
例えば、刃物1個研ぐのに1日掛ける(砥石が5個)とか、アバウトな白須には考えられんわ、しかし、色々ヒントを貰ったのでブログネタとして今後紹介して逝きます.
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